私は最近、空想の友だちがいるいう子供のほとんどが、本当は幽霊と話しているのではないかと考えます。去年、いとこの娘に空想の友だちができました。そして今、私の娘にも同じことが起こっています。
それは1か月ほど前のことでした。2歳の娘が「やぁ」と何もない天井に向かって言ったのです。それから同じ場所に向かって、意味不明なことを話し始めました。その後も、私たち二人がお話をしていたり、絵本を読んだり、歌ったりしていても、突然娘は誰もいないところに向かっておしゃべりをはじめるようになりました。
ある夜、ベビーモニター越しに、1人でいるはずの娘のささやき声が聞こえ、徐々にその声は大きくはっきりと「だめ、だめ、だめ！」と聞こえたのです。私が急いで娘の部屋に行くと、彼女はうずくまり、私には見えない誰かと話していました。
同じ週の金曜日の夜、娘はまた同じことをはじめました。しかし今回は少し違っていて、「やぁブライアン！やぁブライアン」と名前を呼んだのです。はっきりと聞こえました。私は、ブライアンという名前の人と一緒に働いているので、娘が彼の名前を呼んだのはそのせいだと思い、翌日も、裏庭で娘が体を揺らしながら「こんにちは、ブライアン」と言った時も、あまり気には留めていませんでした。
しかし、昨夜、娘を寝かしつけている時、娘が笑顔で天井を見上げ「やぁブライアン！やぁブライアン！ガガ、おやすみ」というのを聞きました。ここで私は、これは一緒に働いているブライアンと考え始めるようになりました。
お話しを続ける前に、2つのことをお話ししなければならないと思います。１つは私の姪と甥がいつも私の祖父を「ガガ」と呼んでいたことです。祖父は、私の娘が生まれる前に亡くなってしまいました。私が娘に祖父の写真を見せているとき、いつも私は祖父のことを「おじいちゃん」と呼んでいます。そして娘の祖父である私の父親のことは、混乱しないように「パパ」と呼んでいます。
甥はもう大きくなり、祖父のことをもう "ガガ"とは呼んでいませんが、姪の方は言語障害のある自閉症で、ガガのほうが呼びやすいようで、まだそう呼んでいます。その甥と姪がふたりとも、祖父が亡くなった後に祖父を見たと言い張っています。そして今年のクリスマスには、撮った家族写真のすべてに白いオーブが写りこみ、一番大きいものは祖母のそばに写っていました。
2つ目は、先週、私の親友の30歳のブライアンという息子が、自殺をしたことです。彼女にとってはとてもつらいことだろうと、私は彼女の分まで仕事をフォローしました。彼女の家族とたくさん話したり、食事を作ってあげたり、食料品を買い出しや新聞のおくやみ欄に彼のことを載せたり、昨年娘が自殺した別の友人に連絡を取ったりと、できる限りのことをしました。
この２つのことを思い出し、私は鳥肌が立ちました。娘になぜブライアンとガガにお休みと言ったのかと尋ねると、彼女はただ笑うだけでした。
葬儀が終わった後、ブライアンの写真がついた死亡証明書などの書類は、数日私の家に置いてありました。ベビーシッターが、今朝その1つを娘に見せて、「ブライアン」と答えるかどうかを確認するために、「これ誰？」と聞きました。すると私が裏庭でみたときと同じように、体を揺らしながら「やぁブライアン」と言い、その写真を1週間持ち歩き、「ブライアンブライアン...」と繰り返していました。
これは私の夫がいるときには起こりませんでしたが、彼は私がいうことを信じてくれました。ただし、ブライアンのことは、自殺してすぐの魂がうちに来るなんてことがあるのか、と信じられないようです。私は、ブライアンには1度会っただけで、彼のことをよく知らないのですが、彼は私が彼のお母さんや彼の家族を一生懸命助けていたのを知り、ここに来たのではないかと思っています。
彼は二面性を持っていて、非常に愛情があり、社交的でありながら穏やかな人でした。音楽、自然、犬を愛し、家族や友人をとても愛していました。ですので、彼は私に感謝したかったのでしょう。彼のお母さんに、自分は大丈夫だとも伝えたかったのでしょう。彼女には、私の娘と同じくらい幼い子供がいる親戚や友人がいないので、多分これが彼の思いつく、最良の方法だったのではないでしょうか。
みなさんはどう思いますか？娘が話しているのがその2人なら、私は2人の魂を助けるために何かをすべきでしょうか？ブライアンのお母さんが落ち着いてから、このことを話したほうがいいでしょうか？
