魔女の雫

世界の怖い話を紹介する怪談ブログです。 紹介しているお話は全て実話。眠れない長い夜にでもお楽しみください。またあなたの体験した怖い話を募集しています。投稿はwitch-shizuku@gmail.comまで。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

古い幽霊屋敷(アメリカ・ワシントン)

私たちが築80年を超えた古い家に引っ越してきたのは、5年以上前ことです。その当時、一番下の子は2歳でした。彼は1人でバスルームに行くのを嫌がりました。「黒い目」をそこで見たと言うのです。私たちは、単にトイレの練習をしたくなくてそう言っているのか…

家に帰らない謎の子ども達(カナダ)

私は、夫のジェイシンと一緒に、カナダのオンタリオ州ミシサガにある地下室付きの素敵そうな家に引っ越しました。 私達が引っ越して1カ月ほど過ぎた頃から、得体の知れない音がして、物が動いたり、キャビネットの中身が数分で入れ変わるようになりました。 …

マンゴーの木のそばにいる悪霊(カンボジア)

...カンボジアでは、夜のある時間帯に歩いているときは、悪いことを考えてはいけないと言われています。これはクメール・ルージュ政権時代のことで、叔母は子供たちがお腹を空かせていたので、子供と一緒に森の中に食べ物を探しに行くことにしました。すると…

サリー・アン(アメリカ・ケンタッキー)

不動産を売ることはそれ自体が冒険です。売り手にとっても買い手にとっても常に驚きに満ちています。しかし、時として家そのものに驚かされることもあるのです。 1989年4月、その頃の私は幽霊など信じていませんでした。特にこれといった理由はありません。…

幽霊ジェリー(アメリカ・コロラド)

私の人生には多くの奇妙な出会いがありましたが、その中でも最も奇妙だったのは迷惑な幽霊、ジェリーとの出会いでした。幻覚や悪夢を見たり、嫌な予感がするようになったのも、すべて彼が原因です。私は彼を無視するようにしていました。どうすればいいのか…

3人のクラスメート(フィリピン)

これは、私がまだ14歳の時に祖母から聞いた話です。 話の始まりは、祖母がまだ高校生だった頃に遡ります。祖母は放課後になると、友達のミルナとシュチェルトと校門で待ち合わせをして、一緒に下校しました。幼馴染の3人は、幼い頃から毎日一緒に徒歩で登下…

ブルックリンの苦しみ(アメリカ・ニューヨーク)

1998年4月1日、私が14歳の時にサケットストリート、455Aに引っ越しました。引っ越した瞬間から、何かが不気味なものを感じていました。とても暗いアパートだったからです。 しかし、そのアパートは私達家族にとって初めての3階建てのもので、とても楽しみに…

ケイトの不気味な部屋(オーストラリア)

これは私が祖父母と叔母さん、そして叔母さんの子供達の住んでいる家に滞在していた時の出来事です。私の叔母さんは入院する事になり、前日に腸を空っぽにする為、大量の下剤を服用しなければいけませんでした。祖父母も留守にしていた為、私と従妹は叔母さ…

真夜中の奇妙な笑い声(アメリカ・テキサス)

私はこれまでにたくさん不気味な現象を体験しているのですが、今回は私が2年前に家族と新しいアパートに引っ越しした時の話をお伝えします。 そこに引っ越したばかりの頃は、特に変わった所もなく、とても静かなアパートという印象でした。ところが何週間か…

サングラスをかけた巻き毛の男(アメリカ・マサチューセッツ)

私が10歳の時、家から少し離れた叔母の家で開かれたパーティーに出席しました。何人かの親しいいとこと私は家に戻り、まさに狂ったようにはしゃいでいた叔母と、私に迷惑ばかりかける小さないとこから逃れることができました。 通りに出ると、従妹が「あなた…

市長堂の幽霊:イエズス会の修道士(プエルトリコ)

これは1985年、ポンセの市庁舎"カサ・アルカルディア"でのことでした。 友人と私は美術展を見に来ていました。その時 私は、茶色の長い礼服を身にまとい、長いロープのようなものを腰に巻いていて、木製の長い十字架を持つ、ある修道士を見かけたのです。 …

廊下の人影(アメリカ・カリフォルニア)

私は小さい頃から、説明がつかないような不可解な出来事に遭遇してきました。例えば、私が5歳の時のこと。2部屋あるアパートに、家族とおじいちゃんと暮らしていました。 いまだに記憶にある出来事の一つ。 その当時お父さんはいつもよりも早く仕事があった…

窓の中の紳士(アメリカ・コロラド)

私のことをうそつきと呼ぶ人がいるかも知れません。また、私が小さすぎて目にしたものをよく理解できなかったんだろうと言う人もいるかも知れません。しかしそれは違います。9歳の子供には、これほど複雑な作り話はできないでしょう。 そのすべてはホテルで…

私の手には負えなくなった出来事(アイルランド)

こんにちは、私の名前はブライアン。アイルランドのダブリン北部にあるスウォーズの出身です。私は19年間、実家に住んでいたのですが、その間、ライトの点滅したりラジオのチューニングが勝手に変わったり、奇妙なことを沢山体験しました。今は21歳ですが、…

子供には見えている(アメリカ・ニューヨーク)

私は高校生のとき、よくベビーシッターをしていました。私が住んでいた町は小さな町で、町の中心にはとても大きな家があり、ある女性がその家を買い、10年ほどそこで民宿の経営をしていました。その女性の家族もそこで暮らしていましたが、彼女の夫は病気で…

ウエストバージニアの幽霊刑務所(アメリカ・ウエストバージニア)

舞台は、ウエストバージニア州マウンズビルにある古い凶悪犯罪者用刑務所で、ここには、長く、時に忌まわしい過去があります。囚人たちは、暴動のさなか、独房で他の受刑者たちに殺されました。中でも最も知られているのが、ある囚人が作った「オールドスパ…

私を変えた家(オーストラリア)

去年の初め、私と3人の友人は大学に進学するため、故郷のメルボルンから、シェパートンという田舎の町に引っ越しました。前期の授業が開始される前までに、家を探すのは大変でした。 4人の学生が一緒に住めるような家はなかなかなかったのです。どの不動産屋…

夢に導かれて(アメリカ・アリゾナ)

2週間ほど前、私はある夢を見ました。夢の中で私と夫と娘の三人は、自分たちが購入した家にいました。しかし、なぜか私たちはその家を買いたくはなかったようです。私はその家の中庭で年配のご婦人と話していました。夢の中ですが、なぜか私は彼女が元気で素…

青い服を着た少年(フィリピン)

あなたは魂や霊、あるいは超常現象に遭遇したことはありますか? 誰かにそう指摘されるまで気づかなかったかもしれませんね。これはわたしが深夜のオフィスで働いていたときの体験談です。このお話を始める前に、まず詳しい状況をお伝えしましょう。 わたし…

ジープニー(フィリピン)

日常生活の中でなにかおかしな事が起こった時、”気味が悪かった”で済ますのは良くないかもしれません。それだけで済むといいのですが、私達が予想もしなかったような奇妙な出来事を体験した時、あなたならどうしますか?少なくとも当時の私はこの様な出来事…

田舎の恐怖(カナダ)

私が15歳の頃、オンタリオ州バーフォードにある古びた農家で、この事件は起こりました。私は2001年の夏に一週間ほど、友人とその家族の購入して間もない農家を訪れました。その家は不気味な過去があり、6年ほど前、前オーナーが地下室で首吊り自殺を遂げてい…

ノーマの家(アメリカ・ミネソタ)

私のいとこのノーマ、そしてノーマの旦那さんは新しい家に引越しをすることになりました。私は彼女達の引越しの手伝いに行く事になったのですが、引越し当日、初めて彼女の家に足を踏み入れた私はなんとも言えない不気味な空気を感じました。 私はその事をノ…

消えた手(アメリカ・オハイオ)

私の話しを何度か聞いている人だったら、以前にお話しした例の幽霊屋敷のことを思い出すでしょう。手短に言うと、成仏していない魂に取り憑かれていた家の話です。 私が10代だったある日、隣人が、地下室の掃除を手伝って小遣い稼ぎをしたくないかと聞いてき…

ノック(インド)

ノック 2011年はとても涼しく快適な気候で、私たちの住むプネーの暑くて埃っぽい夏から解放されました。ロナバラはプネーから約90キロ離れており、特にこの時期は観光客の避暑地でもあります。緑豊かな渓谷には小川が流れ、風光明媚な環境です。歴史的な古い…

ダイアナ(フィリピン)

私が自分の荷造りをしているときにルームメイトのダイアナが帰ってきました。私たちは学校は別々ですが3年間ルームメイトとして暮らしていて、 彼女はいつも陽気で素敵なルームメイトでした。 しかしその日の午後、彼女はひどく悲しそうに見えたのです。 私…

黒い寺院(インド)

黒い寺院 私はトレッカーで、自然愛好家です。忙しい仕事のスケジュールをぬって、毎年休暇を取ると、野生生物保護区や山などに足を運びます。汚染されていない環境ときれいな空気を満喫する時間は本当に平和な時です。多くの場所にトレッキングに行きました…

ストーカーゴースト(インド)

ストーカーゴースト 身も凍るようなこの事件は、私がグルガオンの地方機関で会計士として採用された2014年に起こりました。 デリーという都市は女性にとって決して安全な場所ではありませんでしたが、私の職場は女性も多いところだったので、少しは安全だろ…

かくれんぼと少年(アメリカ・ニューヨーク)

かくれんぼと少年 私のいとこは、田舎の大きな農園に住んでいます。農園には大きな家や、納屋、家畜小屋などがありました。毎年、感謝祭のときは、私たちも彼らの農園まで車で訪れます。なんせ彼らは大きな家を持っているので、いろんな家族が集まっても、十…

ドゥウェンデの呪い(フィリピン)

私はフィリピンで生まれ育ち、私が11歳の時にアメリカに引っ越しました。 これは私が7歳の頃、フィリピンにいた頃に起こったお話です。 正直に言うとその日私に何が起こったのか、はっきりと覚えてはいません。数年後に叔父がその話について教えてくれました…

スウェーデンの集団失踪事件(スウェーデン)

スウェーデンの集団失踪事件 みなさんは集団失踪事件を聞いたことがあるでしょうか。世の中には行方不明になる方がたくさんいらっしゃいます。そのうちの9割は夜逃げや家出の状態が多いと言われています。では、残りの1割はなんでしょうか。事件に巻き込ま…