数日前のある朝のこと。私の親友はその時一人で家にいました。その時彼女はとても疲れていたので、灯りもつけず横になっていました。うとうとしていると、なぜか誰かにそっと腕を引っ張られているような気がして目を開けました。
すると彼女の目の前には、真っ黒な幽霊のようなものが立っていました。当時部屋は暗かったのですが、それでも親友はその黒い輪郭をはっきりと見たそうです。彼女は驚いて言葉を失っていると、それは忽然と姿を消しました。
その幽霊らしきものはぼやけて見えたので、男性か女性かは見分けがつきませんでした。その幽霊が彼女の手に触れた時、とてもがっちりとした人間の手のような感触だったようです。
彼女に起こった出来事はそれだけではありません。
私は心霊現象に興味があるので、彼女にコンディカニンガムという少女に起こった悲劇的な事故について調べてみようと言いました。その少女は寮で火災に遭い、脱出を試みましたが逃げ遅れてしまい、酷い火傷のせいで翌日に亡くなりました。その後、その寮ではその少女の逃げ惑う叫び声がたびたび聞こえたり、寮の扉には少女の顔のようなものが何度も浮かび上がったりするという、アメリカで有名なゴーストストーリーです。
親友はその時テレビを見ながら、携帯でそのゴーストストーリーを調べていました。 それについての記事を読み始めると、突然テレビの電源がひとりでに切れ、そしてまた勝手につきました。不思議に思いながらも彼女は再び記事を読み始めました。 するとまたテレビが切れ、また勝手につくのです。気味が悪いので、3回目に彼女はようやく携帯を置き、何が起こるかその目で確かめようとしましたが、今回は何も起こりませんでした。
他にも、彼女は家に居るとよく不可解な音を耳にするようです。恐らく彼女の家に幽霊が住み着いているか、もしくは彼女自身が幽霊を引き寄せる体質のようです。
